履歴書の書き方

パート看護師の履歴書の書き方。転職を成功に繋げる志望動機の例文集

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看護師としてパートで働きたいとお考えの皆さん、履歴書に載せる志望動機に頭を悩ませていませんか?

今回は「パート看護師の志望動機」をテーマに、家庭と仕事をいかに両立させるか、また魅力的な志望動機を書くためのポイントを徹底解説します!

40代の経験豊富な看護師さんならではの強みを活かした理由の伝え方や、ダブルワークを希望する場合の効果的な動機の作り方にも踏み込んでいますよ。

この記事を読んで、ぜひ自信を持って職場へ応募できる志望動機が完成させましょう。

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看護師パートに最適な履歴書の志望動機例文

看護師として働きながら家庭との両立を考えると、パート勤務は大きな選択肢の一つです。しかし、履歴書の志望動機で何を伝えるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

次に、志望動機の作成ポイントや例文を紹介します。

看護師パート志望動機:家庭と両立するには

看護師の仕事は体力的・精神的にも負担が大きく、家庭と両立するためには柔軟な働き方が必要です。パート勤務を希望する際の志望動機として、以下のようなポイントを伝えると良いでしょう。

1. 家庭との両立を理由とする場合

  • 「現在、子どもが小学校に通い始めたため、家庭とのワークライフバランスを考えながら働きたいと考えています。」
  • 「フルタイム勤務では家庭との両立が難しいため、これまでの経験を生かしてパートとして貢献できる職場を探しています。」
  • 「家族と過ごす時間を大切にしながら、患者様にも尽力したいです。」

2. 柔軟な働き方を求める場合

  • 「土日勤務が可能であり、家庭の事情に合わせたシフト調整ができる点に魅力を感じました。」
  • 「夜勤は難しいですが、日勤であれば経験を活かしながら働くことが可能です。」

家庭と両立する理由を伝える際には、「家庭と仕事を両立しながら、貢献したい」という前向きな姿勢が伝わるようにすると好印象です。

パート看護師の志望動機例文と注意点

パート看護師の志望動機を書く際には、以下の点に注意しましょう。

志望動機の注意点

  • ネガティブな理由を書かない(「フルタイムが無理だから仕方なくパートを選んだ」など)
  • 職場に貢献できるポイントを盛り込む(「患者様対応の経験が豊富」など)
  • 応募先に合わせた理由を書く(病院なら「患者様対応に慣れている」、クリニックなら「外来業務に慣れている」)

例文

「私は総合病院で約10年間、病棟勤務を経験してきました。現在は育児中のため、柔軟に働けるパート勤務を希望しています。これまで培った急性期の患者様対応スキルを活かし、忙しい時間帯のサポートや業務の効率化に貢献できればと考えています。」

このように、「自分の経験+応募先のニーズ+貢献できること」を組み合わせると、説得力のある志望動機になります。

志望動機でアピールすべきポイントとは?

採用担当者が志望動機で知りたいのは、「なぜこの職場を選んだのか」「どのように貢献できるのか」という点です。

アピールすべきポイント

  • 経験を活かせること
  • シフトの柔軟性
  • 即戦力になれること
  • 患者様やスタッフと良好な関係を築けること

例えば、 「私は病棟勤務で得た経験を活かし、パートとしても即戦力になれると考えています。特に多忙な時間帯の業務補助に自信があり、スタッフの負担軽減に貢献したいです。」

このように、採用側が求めるポイントを意識して書くことが重要です。

40代パート志望動機例文

40代でパートを希望する場合、経験の豊富さを活かした志望動機が効果的です。

例文

「これまで20年以上、看護師として病棟勤務を経験してきました。子育ても一段落し、培ったスキルを活かして再び医療現場で貢献したいと考えております。特に後輩指導や新人サポートの経験が豊富なため、チームの一員として即戦力になれると確信しております。」

「これまでの経験を活かし、より多くの患者様に親身な看護を提供したいです。」

40代の場合、「経験を活かしつつ、無理のない範囲で働きたい」というスタンスが伝わると良いでしょう。

ダブルワークを希望する志望動機の作り方と例文

ダブルワークを希望する場合、採用側が気にするのは「無理なく働けるか」「本業に影響が出ないか」です。そのため、ダブルワークの志望動機を書く際は、以下の点に注意しましょう。

注意点

  • 本業に影響がないことを伝える
  • 柔軟にシフトに対応できることを示す
  • なぜダブルワークを希望するのか理由を明確にする

例文

「現在、クリニックで看護師として働いていますが、さらなる経験を積むため、病院でのパート勤務を希望しております。現在の職場は午前勤務のみのため、午後の時間を活用し、現場での経験を増やしたいと考えております。体調管理を徹底し、両方の職場に支障が出ないよう努めます。」

このように、「スキルアップのため」など前向きな理由を伝えると、好印象を与えやすくなります。

パターン別パート看護師の志望動機例

家庭との両立を目指す看護師の志望動機例

パート看護師として働く理由の一つに、「家庭との両立」があります。家庭を優先しながらも、看護の仕事を続けたいと考えている方は多いでしょう。そのような場合、以下のポイントを押さえて志望動機を作成すると、採用担当者に好印象を与えられます。

志望動機のポイント

  • 家庭を大切にしながら働きたいという意思を明確にする
  • 勤務時間の希望を伝える(例:午前のみ、土日休み など)
  • これまでの経験を活かせることを強調する

志望動機例文

「これまで総合病院の内科病棟で勤務しておりましたが、家庭の事情により、ライフワークバランスを考えた働き方を希望しております。これまで培ってきた看護技術やチーム医療の経験を活かし、患者様に寄り添った看護を提供できればと考えております。貴院では〇〇科に力を入れており、これまでの経験を活かせると感じ、志望いたしました。」

「夫の転勤を機に以前の職場を退職しましたが、看護の仕事を続けたい気持ちが強く、パート勤務を希望しております。これまで急性期病棟で培ったスキルを活かし、短時間勤務でも即戦力として貢献できるよう努めます。貴院のチームワークの良さに魅力を感じ、ぜひ働きたいと思いました。」

子育てと両立したいパート看護師の志望動機例

子育て中の看護師がパート勤務を選ぶ理由は、育児と仕事のバランスを取りながらキャリアを継続したいからです。

志望動機のポイント

  • 育児と両立しながら働ける環境を希望していることを伝える
  • 短時間勤務でも貢献できるスキルがあることをアピール
  • 今後のキャリアを見据えていることを述べる

志望動機例文

「私は現在〇歳の子どもを育てながら、家庭と両立できる働き方を模索しておりました。以前は総合病院の外科病棟で勤務しており、術後管理や患者様へのケアを担当しておりました。その経験を活かしながら、限られた時間の中でも、貴院の看護業務に貢献できればと考えております。」

「貴院では子育て中のスタッフも多く活躍されていると伺い、安心して働ける環境だと感じました。育児と仕事を両立しながら、丁寧な看護を心掛けてまいりますので、よろしくお願いいたします。」

「子どもが幼稚園に通い始めたため、日中の時間を活かして再び看護の仕事に携わりたいと考えています。以前は内科病棟で勤務し、患者様の健康管理や指導に従事しておりました。その経験を活かしながら、限られた時間の中でもしっかり貢献したいと思っております。」

ブランクありのパート看護師の志望動機例

出産や育児、家庭の事情などで長期間看護師の仕事を離れていた方も多いです。ブランクがある場合は、いかにスムーズに職場復帰できるかを伝えることが大切です。

志望動機のポイント

  • ブランク期間中に学んだことを述べる
  • 復帰への意欲を伝える
  • パート勤務として段階的にキャリアを再開したい旨を明記する

志望動機例文

「結婚・出産を機に一度看護の現場を離れましたが、再び患者様と向き合いたいと思い、復職を決意いたしました。ブランク中も看護技術の復習や勉強を続け、定期的に研修へ参加しておりました。患者様に寄り添った看護ができるよう、一日でも早く戦力となれるよう努力してまいります。」

「ブランク中も看護技術の復習や勉強を続け、定期的に研修へ参加しておりました。貴院では研修制度も充実していると伺い、ブランクがある私でも安心して学びながら働けると感じました。」

「ブランクはありますが、以前の経験を活かしながら復職したいと考えております。看護師として働くことへの情熱は変わらず、最新の医療情報を学び続けてきました。貴院での勤務を通じて、再び現場で患者様と向き合い、貢献できるよう努めます。ブランクを感じさせないよう、常に学びながら業務に取り組みますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

出戻り看護師のための志望動機例

以前勤めていた病院に再就職する「出戻り看護師」も増えています。出戻りの場合は、なぜ戻りたいのかを明確にし、過去の経験を活かせることを伝えることが重要です。

志望動機のポイント

  • 再び同じ職場で働きたい理由を述べる
  • 以前の経験を活かして貢献できることを伝える
  • 以前より成長した点や意気込みをアピール

志望動機例文

「以前、貴院の〇〇科で勤務しておりましたが、家庭の事情により一度退職いたしました。しかし、離れてみて改めて貴院の働きやすさやチームワークの良さを実感し、もう一度この環境で働きたいと思うようになりました。前回の勤務では〇〇業務を担当し、多くの学びを得ました。今回はパートとして働きながら、さらに貢献できるよう努力してまいります。」

「以前勤務していた際、貴院の働きやすさやスタッフの皆様の協力体制に魅力を感じておりました。一度退職しましたが、再びこの環境で働きたいと強く思い、応募させていただきました。以前の経験を活かしながら、より貢献できるよう努力いたします。即戦力としてお役に立てるよう、誠意をもって業務に取り組みますので、何卒よろしくお願いいたします。」

「家庭の事情で一度退職しましたが、貴院の患者様への丁寧なケアや職場の雰囲気が忘れられず、再び応募させていただきました。以前の勤務で得たスキルを活かし、さらに成長できるよう努めます。」

履歴書作成のポイントと看護師の職歴記入法

看護師として転職を考える際、履歴書の書き方に悩むことが多いかもしれません。特にパート勤務を希望する場合、これまでの職歴をどのように書けばよいのか、志望動機で子育てとの両立をどのように伝えればよいのか、不安を感じる方も多いでしょう。

ここでは、履歴書作成のポイントや職歴の記入方法、パート勤務の履歴書に必要な内容、そして志望動機の例文について詳しく解説します。

看護師履歴書:職歴が書ききれない場合の対処法

看護師としての勤務経験が豊富な方は、履歴書の職歴欄に全てを書ききれないことがあります。その場合、以下のポイントを押さえることで、読みやすく整理された履歴書を作成できます。

1. 直近の職歴を優先する

  • すべての職歴を書くのではなく、応募先に関連するものを中心に記載する
  • 直近10年以内の職歴を重点的に書く
  • それ以前の職歴は「○○病院(〇〇年~〇〇年)など」と省略してもよい

2. 重要な業務経験を簡潔にまとめる

  • 各勤務先ごとに、担当した診療科や業務内容を端的に記載する
  • 例:〇〇病院 内科病棟(〇〇年~〇〇年)
    • 急性期病棟での看護業務
    • 点滴・採血・電子カルテ入力など

3. 職歴を要約する

  • 「主に〇〇科での看護業務に従事」「救急対応の経験あり」といった形で全体の職歴を要約する

これらのポイントを意識することで、職歴が多くてもスッキリとまとまった履歴書が作成できます。

パート看護師の履歴書に必要な記入内容

パート勤務の履歴書には、正職員とは異なる視点が求められます。特に以下の3点をしっかり記入しましょう。

1. 勤務可能な曜日・時間を明記する

  • 「月・水・金の9時~15時」「土曜も月2回勤務可能」など、具体的な勤務可能時間を記載
  • 柔軟に対応できる場合は「シフト制も相談可」と書く

2. 看護スキルや経験を簡潔にまとめる

  • これまでの経験の中で、パート先に活かせるスキルを強調する
  • 例:「内科・外科・小児科での勤務経験あり」「採血・点滴が得意」「訪問看護の経験あり」など

3. 志望動機でパート希望の理由を明確に伝える

  • 「家庭との両立を考え、パート勤務を希望」「子育て中でも看護師として働き続けたい」など、前向きな理由を記載

パート勤務は即戦力を求められることが多いため、勤務条件やスキルを明確にすることが大切です。

志望動機で子育てとの両立を伝える例文

志望動機の中で「子育てとの両立」をどのように伝えるかが重要です。以下の例文を参考にしてください。

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例文1:小児科クリニックのパートを希望する場合

「私はこれまで総合病院で内科・小児科病棟に勤務し、乳幼児から高齢者まで幅広い患者様の看護を行ってきました。現在は子育てをしながら、これまでの経験を活かしつつ働き続けたいと考え、パート勤務を希望しております。貴院では小児科診療に力を入れておられ、これまでの経験を活かしながら地域のお子様とご家族をサポートできると考えています。短時間勤務にはなりますが、責任を持って業務に取り組みますので、何卒よろしくお願いいたします。」

例文2:訪問看護のパートを希望する場合

「私は総合病院での勤務経験を経て、現在は子育てと両立しながら看護師として働く道を模索しております。訪問看護は、患者様一人ひとりと向き合いながら丁寧なケアができる点に魅力を感じ、ぜひ携わりたいと考えております。限られた勤務時間ではありますが、これまでの経験を活かし、患者様とご家族のサポートに尽力いたします。」

このように、これまでの経験を活かしたいこと、子育てと両立しながらも仕事にしっかり取り組む姿勢を伝えることが大切です。

パート看護師の履歴書で志望動機NG例の改善法

看護師としてパート勤務を希望する際、履歴書の志望動機は採用に大きく影響します。

しかし、「なんとなく書いた」「時間がなく適当に書いた」志望動機では、採用担当者の心に響きません。ここでは、よくあるNG例とその改善方法を具体的に紹介します。

志望動機でダメな例とその改善ポイント

採用されにくい志望動機には共通点があります。それは「採用側の視点が抜けている」ことです。

以下に、NG例と改善ポイントを紹介します。

NG例①:「家から近く、働きやすそうだから」

→改善ポイント

応募先の病院やクリニックの特徴を盛り込む ・自身のスキルや経験をどのように活かせるかを伝える

改善後の例文

「貴院は地域医療に力を入れ、患者様に寄り添った看護を提供していると伺いました。これまで総合病院で培った経験を活かし、貴院の一員として地域に根ざした看護を実践したいと考えております。」

NG例②:「ブランクがありフルタイムは不安なので、パートを希望しました」

→改善ポイント

不安を伝えるのではなく、どのように貢献できるかを強調 ・ブランクがあっても即戦力になれることを伝える

改善後の例文

「以前は総合病院の内科病棟で勤務しておりました。ブランク期間中も最新の医療知識を学び続けており、これまでの経験を活かしながら、患者様の安心につながるケアを提供したいと考えております。」

ダブルワーク希望者が生活費を理由に採用

ダブルワークを希望する場合、単に「生活費のため」と伝えるのはNGです。

雇用側としては「仕事を続けてくれるのか?」という不安を感じるため、納得できる理由を伝えることが大切です。

NG例:「生活費を補うために働きたいです」

→改善ポイント

「なぜこの職場なのか」を明確にする ・前職や現在の仕事との関連性を示す

改善後の例文

「現在、訪問看護で働いておりますが、病院勤務の経験も活かしながらスキルアップしたいと考え、貴院に応募いたしました。患者様とじっくり向き合う看護を提供しながら、自身の経験をさらに広げていきたいと考えております。」

ブランクあり看護師の志望動機成功例の紹介

ブランクがある場合でも、伝え方次第で採用の可能性を高めることができます。重要なのは「ブランク期間に何をしていたか」と「どのように貢献できるか」を伝えることです。

成功例①:子育てによるブランクがある場合

「出産・育児のため、数年間看護の現場を離れておりました。しかし、その間も勉強を続け、最新の医療知識や技術を学んでまいりました。特に、感染管理や患者様への接遇について学び直し、ブランクを補う努力をしてきました。これまでの経験と新たに学んだ知識を活かし、患者様に安心していただける看護を提供したいと考えております。」

成功例②:他職種を経験したブランクがある場合

「以前は病棟で勤務しておりましたが、家庭の事情で一度看護の現場を離れました。その間、介護施設でケアワーカーとして勤務し、高齢者ケアの知識を深めました。再び看護師として働くにあたり、この経験を活かしながら、患者様の生活に寄り添うケアを提供したいと考えております。」

まとめ

この記事では、看護師パートの志望動機について具体例を交えながら解説しました。

パート看護師として働く理由は人それぞれですが、大切なのは「なぜその職場を選んだのか」「自分がどう貢献できるのか」を具体的に伝えることです。

採用担当者に「この人に来てほしい」と思ってもらえる志望動機を作成できるよう、しっかりと準備し、自分の強みを最大限に伝えましょう。

転職を考えている看護師の皆さんが、自分に合った職場で働けるよう願っています。